Gran Cenote, Mexico🇲🇽

ぽちゃん、と水に足をつけたら、すでにそこには光の気配がした。メキシコのカンクンからバスで2時間半、小さな田舎街・トゥルムから車で10分ほどのグラン・セノーテ。

海でも川でも湖でもなく。そこは小さな水たまり。泉の底に、午前中のひとときだけ光が差し込む。それが見たいならば、きっと早く起きてと昨夜。

幻想的に、ゆらゆら、ゆらゆら。ねぇ一度は人生で、この光の中で生きてもいいのではと私。

ずっとずっと来てみたかったの。人生のいつかどこかで、この光の中で水をかいて、泳ぎたいと。夢は叶うのね。私はそれを、大人になってから知った。

動けば届く。手を伸ばせばつかめる。進もうと決めて口に出したら、夢は夢ではなくなっていく。ひとりじゃないから。そう想えるまで、孤独の切なさと踏み出す不安と、仲よく付き合おう。

ひとりになると覚悟を決めたひとだけに、本当のパートナーは現れると、私たちは知ってる。

– Gran Cenote, Mexico