Habana, Cuba🇨🇺

何気ない瞬間が、一番美しいと気がついたのは大人になってからだった。

自由になりたい、解放されたいと願って、仕事だけ持って旅に出た29歳。けれど遠くへ行けば行くほど、「手放したものたちは人生に必要だった」と認めていく。たとえばそれは、リビングだったりキッチンだったり、日々繰り返しすれ違うひとたちとの目と目を合わせる瞬間だったり、使い古して少し飽き始めていた道具だったり。

そんなことを、もう一度中米のキューバで思い返す。旅と物理的な距離の開きは、いつだって私たちにとって命題で。「ただそばにいる」ことがこんなにも大切で難しいことだなんて。これから先、どんな未来が来るとしても。「肌が触れ合う」、そのことだけは解決方法が見つからない、気がしてる。

– Habana, Cuba