鮮やかなペルーの生地。いつかこれで、ワンピースをつくろう

もしこれを日本に持ち帰ったら、やっぱり違和感を醸し出してしまうのかな? と疑問を抱かないわけじゃなかった。けれど見れば見るほど美しくて、そしてペルー・クスコの街並みと空気にとても合っていた。

「カケラを、持って帰りたいな。空気と一緒に」と私は考える。そしていくつか、カラフルな布を買う。

部屋に敷いてもいいし、できることならワンピースに加工して、いつでも着られるようにしたら楽しいな、と私は想像する。旅先の色彩は、いつも私たちを旅先に連れ戻す。部屋に置いておいたら、きっとまたクスコに戻りたくなる。忘れないために。あのときの感動を。

白も、ピンクも、みどりも、青も。全部ちょうだい、と言って、私はクスコの街の奥の奥の、小さな市場でたくさんの人と仲良くなりながら、買い物を続けてしまう。