何はなくともバンコクへ vol.3 航空券の予約は、血が騒ぐ

迷っていても仕方がないな。航空券予約の鉄則は、「とにかく今が一番安い」。3ヶ月以上先の、未来の航空券のことはちょっと分からないけれど、海外の格安航空券を探すときは、基本的には本当に、一番最初に検索した時が一番安いと思って間違いない。

とくに、3日後出発とか、4日後出発とか。直近の航空券を探しがちな私は、今まで何度も「昨日の方が安かった……」を経験してきた。

タイ・バンコク便は、安ければ往復27,000円くらいで取れる。でも今回は、私がうだうだしていたせいで、往復41,000円とか、44,000円とかが相場になってしまっていた。当たり前である。なんでこんなに直近になって航空券を予約するのか。行きたい、とはずっと思っていたはずなのに。

割と、私はいつもそうだ。というか、早く航空券を予約した場合、その航空券を捨ててしまう傾向にある。困ったちゃんか。ちなみに2018年は2つ捨てた。ポーランド・ワルシャワから、ギリシャ・アテネへ飛ぶ2万円くらいの便。あとは、日本・成田からフィリピン・マカオへ向かう6,000円くらいの激安便。

どうしてだろう。「なんか、違うんだよね」と思って、その気持ちがある一定のボーダーを越えると、「やめよう」「その方が、人生にプラスになる気がする」と感じて、「行かない」と決めてしまう。あるいは「空の旅じゃなくて、陸の旅にしてバスで行こう」、とか、行き先は変えないのに手段は変えたり。

「気分」を優先しすぎるとか、なんでも選べるつもりになっちゃう、とかは、あんまり良くない。

とかなんとか言ってるのは今は関係なくて、とにかく航空券を取らなきゃ事態は進まない。「とにかく予約しちゃいなさい」と自分に言う。何はなくとも、まずはすべてが始まるタイ・バンコクへ。

3月1日出発の便、往復44,000円。と言いたいところだが、預け入れ手荷物を追加したら、プラスで約10,000円くらいかかった。54,000円。結構高くついた。早く行動すると、節約にもなる。本当に、どうにかしてあげたい。まぁ、いいか。自由税だ(と自分に言い聞かせる)。

はたと気づけば、出発まではあと本当に、数日だった。持って行くワンピースを決めて、洗濯して、乾いたらそのまま畳んで、直行でスーツケースに入れて旅立つ、くらいの日程感。

航空券の決済は、血が騒ぐ。そわり、と全身の血が流れ出す音がし始めた。夏の世界へ。30℃を超えるタイ・バンコク。そこまで行ってしまえば、あとは飛行機で世界中どこへでも行ける。そのあとどこに行くのかは、私の自由だ。Wi-Fiと、電源、あとは旅のワクワクを取り戻させてくれる場所を、私は求めていた。

「楽しい私」に、もう一度出会いたいと思っていた。